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悪路走行車

 悪路走行車とはガレキが散乱している、滑りやすいなどといった悪質な道も走行できる車をいいます。地震などの災害現場において人に代わり安全・迅速に被災者探索を行うレスキューロボットとして活躍させることを目指しています。

 構造は4車輪のボディ、その上に前後方向に移動可能な重りを付加したものを採用しています。重りの位置を適切に制御し、車の荷重バランスを保つことでガレキに乗り上げた際の転倒を防いだり、タイヤの浮き上がりを抑えることでスリップ防止が可能になると考えています。

 現在は主に滑りやすい坂道をコースに想定し、重りをどのように制御すれば滑り落ちずに登れるようになるかについて研究を行っています。
(画像は製作した実験機の画像です。重りの移動にはベルトコンベア機構を採用しています。重りがスライドテーブルに乗せられており、テーブルに接続されたベルトをモーターによって駆動させることで、移動する仕組みになっています。)